ミステリー・セレクション・早乙女千春の添乗報告書16 静岡湯けむりツアー殺人事件

ミステリー・セレクション・早乙女千春の添乗報告書16 静岡湯けむりツアー殺人事件

ドリーム観光の名物添乗員・早乙女千春(名取裕子)は上司の須藤正次(蟹江敬三)におだてられ、大手酒造会社の創業者一族・村松家のバス旅行を担当する。ツアーは観光目的ではなく、先頃、井戸に身を投げて自殺した当主・村松市蔵(高松英郎)の遺言を一族に公開するためのものだった。当日そのことを知らされ渋々バスに乗り込んだ千春だが、一族の顧問弁護士・神田孝祐(石橋保)が自分好みの二枚目とわかって、神田のハートを射止めようと張り切る。酒造会社の会長だった市蔵は莫大な財産を遺していた。バスに同乗している親族たちはみな遺産目当てに集まったのだ。市蔵と亡き本妻の間には二人の娘がいる。長女は節子(烏丸せつこ)、その夫・村松修二(火野正平)は会社の副社長に、次女・鈴子(あいはら友子)の夫・川浪邦夫(潮哲也)は社長の座におさまっていた。姉妹の子供たちも遺産の分与を期待している。

#邦画

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