山村美紗サスペンス 赤い霊柩車34 偽りの代償
ある日、石原明子(片平なぎさ)が社長を務める石原葬儀社に、「香典返しの品を作りたい」との相談が入った。依頼主の呉服店・近江屋を訪ねてみると、豪腕社長の三谷治代(木村有里)に怒鳴られている女性が。つまみ細工の工芸品を作っている高野真弓(櫻井淳子)だった。真弓の夫は旅行会社に勤めており、明子の婚約者・黒沢春彦(神田正輝)との旅行の相談に乗ってもらっていた明子とは、夫婦ともども旧知の仲だった。仕事終わりの春彦を迎えに来た病院のロビーで見かけた子どもの父親に、明子は見覚えがあった。真弓の夫、高野修介(葛山信吾)だ。しかし、抱き上げた子ども(須田理央)にも、寄り添い歩く妻とおぼしき女性(佐伯日菜子)にも、母と呼ぶ老婦人・鈴子(赤座美代子)にも明子は見覚えがない。不審に思った明子。春彦が病院の人間に聞いたところによると、資産家である鈴子のもとには、毎日、修介たちが見舞いに来ているのだという。
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