離婚弁護士Ⅱ~ハンサム ウーマン~  第7話

離婚弁護士Ⅱ~ハンサム ウーマン~  第7話

早朝、ジョギングをしていた柳田(佐々木蔵之介)は、貴子(天海祐希)が三神(宇梶剛士)の車から降りるのを偶然目撃してしまう。柳田は、この情報をすぐさまつや子(戸田恵子)や亜紀(片瀬那奈)に伝えていた。一方、大介(玉山鉄二)は、絵里(瀬戸朝香)のことが気になっていた。最近の絵里はいつになく穏やかで、嬉しそうに携帯電話で話したりしていたからだった。そんな折、事務所に依頼人の野波真理(中山忍)がやってくる。区民プールの水泳指導員をしている真理は、2年前、仕事先で建設会社社長の北尾龍三郎(清水こう治)と知り合い、親しくなったのだという。龍三郎には妻と成人した子どもがいたが、妻の芙美子(江波杏子)とは8年以上別居状態で、結婚生活は事実上破綻していた。真理は、そんな龍三郎と結婚の約束をしたが、芙美子が頑なに離婚に同意しないのだという。形の上では不倫とはいえ、このケースでは、一定の条件を満たせば、龍三郎からの離婚請求が認められるものと考えられた。それは、(1)夫婦の別居生活が二人の年齢、同居期間と比べて、相当の長さになること(2)夫婦間に未成熟の子どもがいないこと(3)相手配偶者が、離婚により、精神的・社会的・経済的に極めて過酷な状況に置かれないこと、だった。(1)と(2)は問題なく、(3)に関しても、龍三郎は、芙美子に自宅屋敷の権利と慰謝料2000万円を用意する準備がある、ということから、問題は無さそうだった。そのとき、亜紀がある新聞記事に気づく。それは、龍三郎が自宅マンションから転落して重体、という記事だった。貴子は、ただちに龍三郎が入院している病院へと向かうが…。

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