眠れる森 第6話
直季(木村拓哉)は、出所した国府吉春(陣内孝則)の足取りを掴むために、吉春の兄・和彦と会い、横浜中華街に住むという刑務所時代の友人・玉置(山路和弘)を訪ね、国府がすでに実那子(中山美穂)の職場をつき止めていることを知る。さらに国府とは夫婦同前の玉置の妹、春江(横山めぐみ)からは「あいつに地獄をおしえてやる」と失踪前の国府が不気味につぶやいていたということも聞かされる。殺し損なった一人を殺そうというのか?一刻も早く国府を捕まえなければ!直季は再び敬太(ユースケ・サンタマリア)と共に国府を探し始める。一方、輝一郎(仲村トオル)は週刊誌に、会社には内密に不正取引をしている実態を暴かれ、それでも絵をさばいて利益を上げるよう上司に迫られる。ギリギリのところでふんばりながら、輝一郎も、二か月後に迫った結婚式を何とか無事迎えたいと考えていた。そんな時だった、輝一郎の前に再び、白いドレスを身にまとった母・麻紀子(原田美枝子)が姿を現したのは。行方をくらませすでに死んだことになっていた麻紀子は、今までずっと輝一郎を見ていた。実那子のことも知っているというのだ。朦朧とする輝一郎の脳裏に、22年前の記憶がよみがえる。「あなたを惑わす人間は、お母さんが許さない」麻紀子は輝一郎にそう言っていた・・・。我に返った輝一郎の中に、恐怖とともに母の言葉がリフレインしていた。15年前のあの日、いったい母、麻紀子ははどこにいたのだろうか?数日後、引っ越し準備のため輝一郎のマンションで片付けをしていた実那子は、クロゼットの中から輝一郎の大学の卒業証書を見つけ、愕然となる。そこには、『福島学院大学文学部』とあった。「国府吉春と同じ大学だったなんて・・・」始めて知る真実にショックを受ける実那子に、輝一郎は国府との意外な関係を打ち明ける。
#邦画
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