眠れる森 第5話

眠れる森 第5話

実那子(中山美穂)は輝一郎(仲村トオル)と共に眠れる森へ向かう。実那子の記憶の中では、そこは中嶋敬太(ユースケ・サンタマリア)とターザンごっこをして遊んだ森だった。しかし思いだそうとすればするほど、記憶は曖昧になる。森の奥で出会ったのは伊藤直巳(夏八木勲)。直季(木村拓哉)の父親だった。直巳は実那子に「あなたは15年前の患者さんだ」と言う。直巳は催眠療法の大家で、この森で精神の治療を行っていた。15年前、実那子の叔父、大庭善三は、家族を亡くし殺人現場に取り残され心を閉ざしてしまった実那子を、直巳のもとに連れてきた。直巳は実那子に催眠療法を施し、記憶の埋め込みを行った。実那子が生まれ育った土地を群馬だと思いこんでいたのはそのためだった。にわかに信じることが出来ない実那子に、直巳は15年前のビデオを見せる。そこには12歳の実那子が、直巳から精神療法を施されている様子が映し出される。そして実那子に埋め込まれたのは直巳の息子、つまり直季の記憶だった。治療が終わり、実那子がコテージから去った後、直巳は直季に、実那子に施した治療について説明した。埋め込んだ記憶は15年が耐久性の限界であること、そしていつか本物の記憶が甦ることを。

#邦画

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