Dr.コトー診療所2006 #08

Dr.コトー診療所2006 #08

幸福への決断ゆかり(桜井幸子)の抗癌剤治療が始まった。辛い治療にゆかりは黙々と耐える。ずっと付き添ってその様子を見ていたコトー(吉岡秀隆)は、しばらく自宅で療養することを勧めた。自宅に戻ったゆかりは、家事をこなし、昌代(朝加真由美)のリハビリに付き合うなど、束の間、普段の生活を取り戻した。1日1日を大切に生きようと穏やかに明るく過ごすゆかり。まだ幼い千賀(畠山彩奈)に絵本を読むゆかりの姿に、坂野(大森南朋)は涙をこらえる。何度目かの抗癌剤治療を終え、血液検査を受けたゆかりをミナ(蒼井優)が励ますが、コトーは末期癌という現実を前に、複雑な気持ちでいた。ところが、検査の結果、腫瘍マーカーの数値が、劇的に改善されていることが判明し、コトーは驚愕する。東京の彩佳(柴咲コウ)の主治医、鳴海(堺雅人)に電話で意見を聞くと、鳴海は一時的な小康状態だろうと冷静に言い放つ。そして、抗癌剤治療で副作用に耐えている彩佳の様子を伝えた。結果を聞いた坂野は、ゆかりは完治すると思い込み、判断はまだむずかしいと言いよどむコト—の様子に苛立ちを隠せない。正一(小林薫)は娘・彩佳の乳癌を知らず、他の島民たち同様にゆかりの病気に心を痛めていた。

#邦画

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