名前をなくした女神 #1

名前をなくした女神 #1

短大卒業後、ハウスメーカーに就職した侑子(杏)は、22歳の時、食品メーカーに勤務する秋山拓水(つるの剛士)と結婚した。侑子は、家事にも協力的な拓水のおかげもあって、長男の健太(藤本哉汰)を出産後も仕事を続け、充実した日々を送っていた。だが、頭金を入れてマンションを購入した矢先、侑子は、会社から地方転勤を打診され、退社を余儀なくされる。侑子は、再就職を目指したが、そうすぐには見つからなかった。拓水は、そんな侑子に、健太もあっという間に大きくなるから側にいて成長を見守ってあげられるのはいましかない、と助言した。新しいマンションに引っ越したのを機に、健太は近所の幼稚園『ひまわりの子幼稚園』に通うことになった。健太のクラス・桃組の担任を務めるのは、結城広己(萩原聖人)だ。そこで侑子は、健太と同い年の子を持つ安野ちひろ(尾野真千子)、進藤真央(倉科カナ)、沢田利華子(りょう)、本宮レイナ(木村佳乃)らママ友と知り合う。ちひろは、爽(長島暉実)の母親で、幼稚園の役員を務めている。夫の英孝(高橋一生)は銀行員だった。ちひろは、父親の仕事の都合で子どものころは各地を転々としていた。実は侑子と同級生だった時期があり、イジメから助けてもらったこともあったが、当の侑子はそのことを覚えていなかった。

#邦画

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