相棒5 #9

相棒5 #9

街金の社長・石場(柄沢次郎)が殺害された。後頭部の傷から赤レンガの粉が発見されたことから、右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は石場と付き合いがあったワイン評論家・藤巻(佐野史郎)の店へ。そのレンガ造りのワインセラーには高級ワインがズラリと並んでいる。店は大赤字と自嘲気味に笑う藤巻。どうやら購入資金を街金の石場から借りた可能性が高い。街金の社員の話では、生前石場は藤巻と仲が良かったらしいが、ワインの選択で藤巻が石場を馬鹿にすることがあったという。以来、2人は疎遠になったらしいが、それでも石場は裏帳簿まで作り藤巻に金を貸していた可能性がある。さらにカレンダーに残されたメモによると、月に1回は藤巻の店を訪れていた。いったい、なぜ…?藤巻は担保不足を理由に石場に融資を断られていた。が、ワインの購入資金の出所は明らかにしようとしない。ふと藤巻のエチケット(ワインのラベル)のコレクションに目を留める右京。事件当夜、藤巻は妻とワインを飲んだらしいが、どのエチケットでしょう?と質問を。しかし、藤巻はコレクションするほどの高級ワインではなかったという。そんな藤巻はかつて駆け出しのソムリエだったころ、ワイン評論家の安藤(立川三貴)らからロマネ・コンティと偽り安いワインを飲まされ、馬鹿にされたことがあったという。おかげで店を辞めた藤巻はソムリエの道をあきらめ、ワイン評論家になったらしい。有名になった今でもその当時の悔しさは忘れないとか。

#邦画

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