警視庁・捜査一課長 スペシャル7
浅草の裏路地で“大富豪”として有名なカリスマ経営者・漆原幸利(尾美としのり)が食い逃げして殺されたという知らせが入った。臨場した大岩純一(内藤剛志)捜査一課長は遺体を見て驚く。漆原はいつもビシッと決めたスーツ姿がトレードマークだったが、あまりにラフな普段着を身に着けていたのだ。首には凶器の真っ赤なスカーフがまかれたままになっていた。管理官に昇進した高井智代子(宮崎美子)と新人刑事・平野啓司(堀家一希)とともに捜査を開始した大岩。漆原は事件直前、1軒の居酒屋にふらりと入ってきて、店主の宮沢佳代(大久保佳代子)に“ウメキュウ”と焼酎を注文し、ひとりで静かに飲んでいたが、急に立ち上がって外に出たらしい。あまりに戻ってこないため、佳代が食い逃げかと心配して周辺を探したところ、裏路地で遺体を発見したという。漆原は強引なワンマン経営で会社を急成長させたやり手の経営者だったが、2カ月前から独断で大胆な事業の撤退縮小を行い、会社をやめざるを得ない社員も出てきているとわかる。また、専務の鮫島久生(大堀こういち)によると1週間ほど前、漆原は「女に殺される」と口走っていたらしい。
#邦画
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