西村京太郎サスペンス十津川刑事の肖像5 鎌倉電鉄殺人
警視庁捜査一課刑事の十津川省三(高嶋政伸)は、焼死体が発見された現場へ向かう。遺体のそばには半分燃え残ったセカンドバッグが残されていて、数メートル離れた場所には、「1号」という紙の貼られた鎌倉電鉄の車両のおもちゃが落ちていた。十津川は、連続殺人事件の予告ではないかといぶかしがる。そして「原田大輔」の身分証明書が残されていて、さっそく十津川は原田のアパートへ捜査に向かう。そこには、鎌倉中央署の矢吹刑事(泉谷しげる)がすでに聞き込みをしていた。矢吹刑事によると、原田は1年前の離婚を機にアパートへ引越し、焼死体が発見される前には姿を消していたことが分かる。別れた妻は、野上亜紀(高橋ひとみ)。前夫の息子と共に2年前に原田と再婚したが、原田のリストラがきっかけで1年前に別居をスタートしたと話す。そして、焼死体は原田の部屋の遺留物のDNAと一致し、原田が被害者と断定された。ある日、男子大学生が背中を刺される事件が発生。またしても、鎌倉電鉄のおもちゃに今度は「2号」という貼り紙がされたものが残されていた。大学生は以前、交通事故を起こしたことがある人物で、同一犯による連続した殺人および殺人未遂事件として、警視庁と神奈川県警の合同捜査が開始された。十津川と矢吹が力を合わせて捜査に乗り出すことに。そんなある日、捜査本部に「3号」という貼り紙のされた鎌倉電鉄のおもちゃが送られてきた
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