Category: 眠れる森

眠れる森 第8話眠れる森 第8話

眠れる森 第8話 直季(木村拓哉)は福島・御倉から東京に戻ってくる。敬太(ユースケ・サンタマリア)は実那子が少女時代に森に埋めたというタイムカプセルについて聞くが、直季は、子供のガラクタだったとごまかす。実那子(中山美穂)に対しても、実の父の写真を見たことを言おうとはしなかった。ある朝、輝一郎は実那子が居なくなったことに気付き、直季のアパートのドアを叩く。携帯電話の電源は切れていた。実那子は「殺人の前科があるかもしれない女だから、あなたを不幸にするかもしれない」と言っていたことを思い出す。実那子は故郷の御倉に戻ることによって、記憶の鍵を開こうとしている!二人は、咄嗟に実那子の行き先を確信し、後を追いかける。御倉にやって来た実那子は、まず廃墟と化した殺人現場の生家に立った。隣接する教会を見やり、なんとか記憶の糸を手繰り寄せようとする。その時、直季と輝一郎が実那子のもとにやってきた。「何も思い出せない・・・」悲しい表情を浮かべる実那子に輝一郎は、「無理やり思いだすことはない」と優しく言う。落ち込む実那子を輝一郎は、励ますように自分が通っていた大学の学生寮に連れていった。実那子の姉と国府(陣内孝則)のことを話す輝一郎。実那子は国府と姉との恋のキューピットだった。もし自分が事件の日この町に居たら国府を止めることをできたはずだと、輝一郎は悔やしそうに語るのだった。 #邦画

眠れる森 第2話眠れる森 第2話

眠れる森 第2話 直季は実那子が働くオーキッド・スクエアにいきなり現れ「あんたは俺の一部なんだから」という言葉を残し去っていく。実那子が後を尾けると、ビルのライティングをテストしている作業現場に出た。近くの機材トラックには「ライトセーバー」と社名ロゴがある。直季の素性を知る実那子。一方、直季は、敬太に実那子の婚約者、輝一郎について詳しく調べてほしいと頼む。弱みが見つかったら、結婚を壊すために利用するつもりだった。敬太は仮出所した国府が行方不明になっていることを直季に伝える。「国府が殺し損ねた女の子をどうしてお前が追いかけているんだよ」敬太は尋ねるが、直季は理由を明かさない。そのころ実那子は自分の部屋で、輝一郎と鍋を囲んでいた。「親父が君に早く会いたがっているよ」と輝一郎。父親・正輝が最近帰国して、結婚祝いに実那子の肖像画を描きたいと言っているらしい。正輝は海外で高い評価を得ている画家だった。輝一郎はさらに、自分が中学生の時に家出したまま帰らない母親・麻紀子についても話す。7年後に失踪宣告が認められ、法律上、麻紀子は死人になっていた。二日後、オーキッド・スクエア。実那子は園長に呼ばれる。大量の蘭を発送したが、注文した覚えはないと言われたと言う。電話で注文を受けたのは実那子だった。疲れて家に帰るとアパートの前には消防車が。火元は実那子の部屋からだった。玄関のポストに発火装置が投げ込まれていたと実那子は消防署員から聞く。アパートに居づらくなった実那子は輝一郎と相談してとりあえず自分だけ新居のマンションに引っ越すことにするが、引っ越しの当日、マンションの管理人から「これは事実なんですか」とビラを見せられる。なんと、そこには「本日引っ越してくる夫婦はカルト教団の偽装夫婦」とあった。 #邦画

眠れる森  第1話眠れる森  第1話

眠れる森  第1話 15年前のクリスマス・イブ、福島県で市会議員一家が惨殺される。12歳の次女だけが奇跡的に無傷で発見された。第一発見者を装った大学生・国府(陣内孝則)が逮捕された。現在。蘭専門の植物園で働く大庭実那子(中山美穂)は小学生の時、家族を交通事故で失い、そのショックで当時の記憶が曖昧になっている。実那子にはエリート商社マンの恋人、濱崎輝一郎(仲村トオル)がいる。3カ月後のクリスマスに結婚を控え、幸福を実感していた。伊藤直季(木村拓哉)はイベント専門の照明会社に勤めるライティングデザイナー。ある日、直季のもとに幼なじみでフリーライターの中嶋敬太(ユースケ・サンタマリア)から「国府が出所した」という情報が届く。直季は4年つきあった恋人・由理(本上まなみ)に突然別れを告げる。訳が分からない由理に冷たい言葉を浴びせる直季。「これから出逢わなきゃいけない女がいるんだ」直季は国府の出所を機に、ある決意を固めていた。ある日、実那子が新居への引っ越しに備えて荷物の整理をしていると古いダンボールから幼い字で書かれた差出人不明の手紙が数通出てくる。少女時代、故郷の群馬から東京に引っ越してくる時にもらったラブレターだ。便箋にぎっしり書かれた少年の思い。その中に「15年目の今日、眠れる森で逢いましょう」と謎めいた文章を見つける。手紙の日付を見ると、それは2日後のことだった。確かに思い出の森はある。自分を待つ人間、過去が自分を呼んでいるような気がした。約束の日、長い間背を向けてきた故郷へ、過去を辿るように一人旅に出る実那子。輝一郎には内緒だった。懐かしい景色が記憶と共に甦ってくる。野生の森へ、奥へ奥へと樹々を抜けていく。そんな実那子に「待ちくたびれたよ」と声をかける見知らぬ青年。青年は「直季」と名乗った。直季はどこか斜に構えた不遜な態度で語りかける。驚いたことに、故郷をさった自分がどんな少女時代を送り、今に至ったか、直希はすべて知っていた。「ずっと私を見ていたの?あなたは・・・誰?」。実那子の問いに狂気の笑顔で答える直季だった。 #邦画